難聴娘達の成長

難聴姉妹の成長

難聴発覚から療育開始まで(3) 『検査結果』

●検査結果
●イヤーモールドの型取り
●my補聴器の購入


●検査結果
本来なら、両親揃って結果を聞きにいく様な重大な事。
もちろん、旦那も行くと言ったが、1人で大丈夫!と言って、母子で行った。
旦那がいたら気を張っていられないと思ったんだろうな。
診察室に入ると、女医から「難聴があるみたい」と言われる。

あの時の事は忘れない。
鉄骨でも脳天に落ちてきたかのような衝撃。
漫画に出てくる様なあの「ガ〜〜〜ン🔨」って表現しかない。

本当に落ちてきたと思うほどの衝撃で、脳内で何かが起きた感覚が、今でも鮮明に記憶されている。
ほぼ確信していたけど、改めて言われるとショックなものです。
「これくらいの聴力だと、時々見落とされる事があるのよ」と、担当医が慰めてくれた。


●最初の検査のグラフ

 

 

 




両耳同時の検査なので、ここでは軽い数値。

正直、オージオグラムしか見方はよくわからない😅

この時点で、原因はサイトメガロウィルスか遺伝性だろう。とのこと。
遺伝性ならば、お腹の子も1/4で難聴の可能性があるので
100%結果がでるとも限らないけど遺伝子検査を受けてみる?と言われ、遺伝子検査も申し込む。

どちらの難聴だとしても、この一ヶ月で知識は入っていたため、話がどんどん進む。
そして、色々を受け止めきれないまま、淡々と事務的な話になり
「難聴児」としてのレールがガッシャーンと音をたてて敷かれた感覚でした。


●身体障害者手帳申請 

まだ、何も把握してないし、抵抗がありすぎて
「そんなもん要らねぇよ」と心の中で思いながら。
母「必要ですか?」医「あったほうがいいよ。」と。言われとりあえず申請。
無知って恐ろしい。
ありがたい事しかありません。
先生、あの時、何も聞こえない私にきちんと説明してくださってありがとうございました。


●イヤーモールドの型取り
そのまま、別室に来ていた補聴器屋さんに、耳型を取ってもらい、デザインを決める。
色は豊富だしラメも入れられるし、歌手がつけてるイヤモニと同じで、ちょっとオシャレ。
で拍子抜け笑
イヤーモールドが出来上がると試聴器を貸してくれる。


●my補聴器の購入
障害者手帳を申請することで受けられる助成制度で、福祉対応小児用補聴器を購入する。
試聴用補聴器を貸してくれる。福祉対応だがデジタル補聴器で性能はとても良いそうだ。
そして、これまたカラフルで物々しさが無い、子供向け補聴器が沢山ある。


●療育施設への紹介
①いつでも元気な時にいらしてください〜。という緩いスタンスのところ
②お母さんも子供も本気でバリバリ取り組むスタイルのところ

どちらがご希望ですか?性格的には①希望である。

「②は、とても大変みたいだけど長女レベルなら確実に言葉を獲得して伸びると思います。」
え、え、え?喋れる様になるんですか???

「中学上がるぐらいまでは苦労もあると思うけど言語は伸びると思います」。と。
ちょっと待って!喋るって事は私とも会話できるの?
頭の中が全然整理できないまま「死ぬ気でやります!」と即答していた。笑
次回の予約と療育施設の紹介状をいただいて帰宅。

難聴確定なだけでパニックを起こしていたのに、いっぺんに今後の流れ的なものを説明されさらにパニック。
いままで長女のペースでのんびり過ごしてきたのに、いきなり多忙な生活が始まり、心も体もついていかない。
しばらく引きこもって、気持ちを整理するために静養しよう…
なんて考えは甘かったのでした。

聴こえなかったなんて孤独だっただろうな😢
おかしいと気付いていたのに、辿り着けなくてごめんね😢と
途中、路肩に車を寄せ聴こえない長女に背を向けたまま、運転席で大声で泣いた。

どうやって運転して帰ってきたのかは記憶にない。
今思うと危険だったなぁ。と反省🙏