難聴娘達の成長

難聴姉妹の成長

就学前の療育(3)『難聴療育のトンネル』

●言葉の発音の様子
●バケツの言葉が溢れ始める
●行きつ戻りつ


●言葉の発音の様子
3歳4ヶ月(療育開始4ヶ月)

ちょっと階段を登ると、また次の心配が押し寄せる。

小さな子が話し始めたばかり。という感じで発語し始めた様子だが

ミッキー→ミッミー
プーさん→プーパン
花→アナ
バイバイ→マイマイ

・補聴器の設定が合っていないのか?
・その様に聞こえてるのか?
・ただ単に、口周りの筋肉の発達の問題なのか?



聞こえた音を発音するには、口の中、周りの筋肉や運動発達も関係するとのこと。

慣れない言語を一発目から綺麗には言えないもんね。

初めからネイティブの様にはいかない。
発音が違っても「違うよ」と否定せずに、正しい言葉をリピートしてあげること。

と、色んな先生がおっしゃっていた。

ととー→トトロだね!
なっなー!→やったー!
にゃにゃ→にゃんにゃん
わっわ→わんわん
などなど。

 

 

●バケツの言葉が溢れ始める
3歳5ヶ月


とにかく、呪文を唱えるかのように、耳元で色々な言葉、物語、歌を吹き込んできましたが
療育開始から、5ヶ月が過ぎた頃だろうか?単語を放出し始める。
ただ、真似をしているだけではない。
彼女の目の前にある物、問題、喜びを伝える
生きた単語だ❗️

親や先生にしか伝わらない発音だが、進歩していることが、目に見えた様だった。
言葉や音にはとにかく敏感に反応し、吸収しようとしていた。

カラスの鳴き真似をしてみたり、救急車の音を発してみたり。
おうむ返しが多かったが、バケツが溢れ出した頃、自発的な発声が増えた。

「ママも(一緒に)」「ないない」「だめ」「あっち」単語で意志を伝える。
お友達と遊んでいる時も、長文の宇宙語を炸裂しだす。
理解不能だが、喋っているに違いない。

この頃、無視も覚える😀
その気にならない時は、呼んでも振り向かない。
心も成長し始めて、イヤイヤ期の始まりだったのか⁉️

おうむ返しだった言葉が「自分の意志」となって現れたのです❗️


無視も、一つの自己表現でした。
心の成長だったんだね。
聴こえていないのかと、補聴器の電池を確認しちゃう悲しさ😭



●行きつ戻りつ

子供は前進し続け、言葉が増えてきた喜びは大きいのに
次から次へと、新たな心配種が訪れる。
新種の悩みは、根気良くやっていれば答えがでてくるのだろうか...?

すぐについてくるものではないが、新種についても、
その不安を乗り越える日が必ずくるのだ。

そして、言うまでもない。
乗り越えても、新たな心配種はやってくる😅



指人形を使って、ごっこ遊びをしたり
DVDを観てから真似したりしていました。

ごっこ遊びの助っ人達

 

 これに、りかちゃんのドーナツ屋、アンパンマンレジスター、アンパンマンパン屋さん
など、音が出るものも駆使し遊びました。
3年生になっても、「ごっこ遊びが今だに大好きでしんどい...」というお母さんもいます笑

ごっこ遊びが苦手で「棒読み」笑というお母さんも沢山いましたが
イヤイヤでも、やった成果はすごいですね👏