●クラス替え
●個性❓難聴あるある❓
●聴こえていないことに気付いていない
●目からの情報
●クラス替え
6年生になり、クラス替えがあった。
人類皆兄弟な性格の長女は、友達には恵まれてきたが、この年齢になると
周りの子も成長しているので、新しいチームになるのは少々抵抗があるようだ。
お友達のグループも出来上がってしまっていて、入れなくなってしまいました。
6年目で、初めて「学校いきたくない」と言った。
何度か言っていたな。
嫌なことがあったら、「きこえの教室」でサボりな!」とか
「本当に行きたくなかったら行かなくていいよ」。とか
「遊ぶ人いなかったら、帰ってきたら母ちゃんと、どっか行こう〜!」とか
逃げ道確保しつつ
「皆が学校へ行っている時間は、家に居てもスマイルゼミと読書のみだからね」
「母ちゃんは今日は仕事ででなっきゃいけないから、お留守番だけど?」
と言うと、寂しいので学校へ行く。
自分で天秤にかけ、自分の意思で学校へ行くので、とても元気よく帰宅する。
6年生スタートは、2ヶ月ほどで安定してきた様子。
けっこう時間かかったな。
●個性❓難聴あるある❓
彼女の良いところは「切り替えが早い事」。
学校で嫌なことがあっても、父ちゃんや母ちゃんにこっぴどく怒られても、時間守らなくて好きな事がお預けになっても、すぐ、次の「楽しい」を見つける。
ただ.....1度注意された事を、またやって怒られる。
という、切り替えてはいけない部分もある。
これは個性なのか、難聴あるあるなのか....⁉️
●聴こえていないことに気付いていない。
難聴児の困ることは「聴こえていない事に気付いていない」こと。
だって、聴こえてないんだから、それは「無い」のと同じなのだ。
誰かが喋っているのに気づいていて、聴こえないのではなく
誰かが喋っているのに気づいていない。
ただね、周りはそうは思ってくれないからね。
低学年のうちは、「聞いてないんですよ」と、担任にも言われていた。
そうではなく、あなたが話している事に気づいていないんですよ。
・言い回しの間違えから起こる誤解
・聴き取れず、波に乗れない事がある。
と、何度も先生にお伝えしたが、伝わらないのでやめた。
興味ないと、余計に聴こえないし、理解できないから興味持てないし。
聴こえてない事に気付いたら、教えて欲しいけど
聴こえてない事を、わざわざ知る必要ないよ。って思ってしまった。
健聴だって、知らない世界沢山あるもの。
一人で頑張ってくるんだもの。合格!
●目からの情報
5年生の時に、クラスの子にも、その都度「誤解」を解いてくれる担任になりました。
目からの情報も頼りにしているため、音や声のした方を、ジッと見て確認する。
判るまでに時間がかかる為、ジッと見られてうざい。と言われたこともある。
低学年のうちは、カンニングしてる。と言われる事も。
子供にも親にも、良い距離感で接してくれる担任になり、
長女にとっては、信頼できる様で、宿題を自らやる様になったり
先生を困らせないようにと、自分で考えて学校へ行くようになった。
それまで5年間「宿題、翌日の準備、忘れ物チェック」
学校へ行かせる為の「コレ☝️」が本当にきつかった。
6年生も、持ち上がりですごくホッとしました。
担任の影響なのか?
母ちゃんが手抜きをする様になったせいなのか?
高学年になったからなのか?
どれがスイッチなの判らないけれど、自ら動くようになったのだ。
忘れ物は時々あるみたいだけど、
朝の無駄な時間もなくなり、食事や身支度も早くなり、急に成長した。
少し楽になったと思ったら、もう卒業か....
切ない気持ちと、成長して嬉しい気持ちと、辛かった記憶と、複雑な時期である。