難聴娘達の成長

難聴姉妹の成長

 進学先(1) 『中学校見学』

中学校見学

6年生になり、難聴がゆえに中学校の選択肢が多くなります。
●聾学校
●難聴学級の入った普通中学
●学区内の普通校


メリットデメリットがある上
本人の意見もある。
私自身がこんなに悩むとは、予想外でした。


●聾学校

・少人数制であり、1クラス5人程度。(その時の学年による)
・更にレベル分けをされている。
・情報保障が完璧

視覚からの情報はもちろん溢れていましたが
長女が一番気に入ったと言うシステムがありました。

教室の入り口に、補聴補助システムの、ロジャー接続機が備わっており
その機械の前を通過するだけで、
その部屋で使うロジャーと、自分の補聴器が
自動的に接続される。

私からしたら、ちょっとした事のように感じますが
毎日学校で、接続したり解除したりを繰り返している子供にとっては
とてつもなく便利で、画期的だったのでしょう😊

基本的に、手話で授業が行われている。

口話を交えての授業もありますが、
聴覚障害の先生も生徒さんもいらっしゃり
手話だけの授業もあるそうです。

友達ができると、手話をしらない子供も
手話をあっという間に覚えるので、苦労はしない。と
聾学校に関わった先生方は、みなさんそうおっしゃいます。
手話を知らない長女、最初のうちは大変そうだな。


勉強が嫌いな長女には、ゆっくりと学べそう。
勉強しに行くのだから、少しでも勉強ができる環境へ行って欲しい。


少人数制で、手厚いと言えば手厚いが
小さな社会にならないか?
友達関係も、勉強もうまく行かない時に、逃げ道はなくなるのではないか?

自動的につながるロジャーと
手話からの情報にて
「聴こえませんでした」は、決して通用しないので
本当に嫌な時に、紛れて誤魔化したり
この教科は捨てる。とかできないのではないかという心配がある。


学校にもよるでしょうけど
視野に入れている学校は、
部活動は絶対に入らなければならない。
我が家からの経路と距離が、大人でも辛い。


通学路の路線を、
3方向から一緒に使って行ってみたが
バスを含め、1時間40分は余裕でかかる。

毎日これはしんどいかな?
子供の体力は凄いから慣れるかな?

                                        

●難聴学級の入った普通中学(越境)

全くもって行く気はなかったが、全部見てみないことには判らない。
と言う事で、長女と父母で見学へ。


・予想以上に手厚く授業を受けられていた。
・上りだが、各駅停車でも10分程度の乗車時間で、家からの距離が近め。
・知っている先輩、お友達もいる。
・中学時代のお友達が近くにできる。
・学校が終わってからの、自分の時間を有効に使える


情報保障は、タブレットを使ったり、取り出しが多かったりと
小学校よりもかなりしっかりしていました。

クラスでの発表や、グループ活動がない限り

数、国、英は、きこえの教室にて少人数で行われます。
(1人授業の可能性もある事が懸念点)

その他の授業は、基本自分のクラスで受けるそうです。
きこえの通級の先輩方は、
勉強はあまり困らない。とのこと。(すご!)


社会のみ、タブレットを1人1台支給されて
要約筆記者が、遠隔で授業内容を聞き、送信してくださっている。

きこえでの授業は多いが
理解してくれるお友達も沢山いて、交流はできているとのこと。


・懸念点
情報保障はあるとはいえ、あくまでも普通中学校。

聾学校と比べると、聴こえづらい子にとっては
騒音、雑音、大人数は、しんどい部分も多いだろう。

普通の学校のため、、行き交う生徒たちの
空気の流れ自体が速いように感じた。

難聴あるあるの様だが、独自の時空を持っている。
特に、長女はスローモーションのように見える。

何をするにも、マイペースで、このスピードについていけるのか?
と、心配になった。

大人になり、社会に出てから大変な想いをするよりは
少しでも、若いうちに適応能力をつけてサバイバルして欲しい。
という親心と

聴こえづらいのだから、より良い環境を与えてやるべきだ。
という親心の葛藤が止まない、今日この頃。


きこえの通級が入った普通中学校では
知っている先輩ばかりだったので
長女は緊張感もなく、楽しそうにお話ししていました。


しかし!
本人は、この時点では、聾学校の方がいいかな〜?と言っていました。
何も考えていないようで、何か肌で感じる部分もあったのでしょう。



勉強についていけない地獄の50分X6時間
            VS
      往復の3時間
                                   
 
 たかが3年、されど3年。

さて、どっち。

解らないことで、自信を失いつづけてきた普通小学校での6年間。
なんか、ちゃんと寄り添ってあげられなかった気がする...
よく頑張ってきたなぁ。